夜のゲームセンターで、ナッジング

夜のゲームセンターで、ナッジング

夜のゲームセンターで、ナッジング

昼間は、いろいろなところを観光したり、
買い物をしたり、コンサートを見たり、
やることは沢山あります。

 

けれども、夜になると食事が終わると、とたんに
やることがなくなります。

 

日本であれば、ちょっとパチンコにでも、
などと考えたり、テレビをみたりと、いろいろ
やることはあるのですが。

 

なにげなく、食事を終えた後、近くのゲームセンターに
入ってみました。

 

シンプルなゲーム機が何台か並んでいます。

 

その中に、日本のゲームセンターでもよくあるタイプの
コインを落として遊ぶゲームがありました。

 

コイン投入口からコインを入れると、トイをつたって、
台の上にコインが落ちます。
そこにコインが最初から大量に置いてあって、それを
木製のバーが掃除をするように、前後に動いて、コインに
圧力をかけます。

 

新しく追加されたコインの分だけ、力が加わり、中央の
出口に向かって、コインが押し出され、その出口に
入ったものが、下の取り出し口に落ちて、自分のものに
なります。

 

言葉では、うまく伝わりにくいかもしれませんが、
ゲームセンターに行ったことのある方は、なんとなく
イメージしていただけるのではないかと思います。

 

それだけであれば、そんなに面白いことも無いのですが、
イギリスでは、そのコインがお金を使ってやります。

 

50ペンスの硬貨を使ってやっていました。

 

一人で、何回かやっていると、よれよれのコートを羽織った
お年寄りが近づいてきました。
まるで、ジェスロ・タルというロック・バンドのジャケット
のような感じでした。

 

こんな感じです。

 

Aqualung

 

コインを分けてもらえないか。そう言われ、ちょっと儲けて
いたので、数枚渡しました。

 

これは、こうやるんだ。
そう言うと、右と左のコイン投入口から同時にコインを落としました。
確かに、二枚が台の上に同時に乗りますので、押し出す力が
違います。

 

そうやって、二人で、続けました。

 

そのご老人は、二枚同時に投入すると
「ナッジング」
と、声を上げていました。

 

nudging :こづくとか、軽くひと突きする
という意味でしょうか。

 

そして、小一時間もやって、もちろん本物のコインでやってますので、
ある程度のあがりをいただいて、引き上げることにしました。

 

帰り際に、そのご老人が一言つぶやきました。

 

実は、俺は、エンジニアで、この機械は、俺がつくったんだ。
と。

 

 

レコード・フェアで沢山収穫がありました

 


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