とりあえず、拠点も決まって

とりあえず、拠点も決まって

とりあえず、拠点も決まって

住所を書いた紙を持ち、その案内所で、安い地図を買い。
その場所に向かいました。10分くらい歩くと、その宿はありました。
ちょっと外装がお城っぽく飾ったアパートといった感じでした。

 

同じような建物が何軒か並んでいます。
白塗りのその建物に入ると、宿の主人のおばあさんが出迎えてくれました。

 

案内所からの紹介であることと名前を告げると、すぐに了解してくれ、
何日くらい泊まるのか聞かれました。

 

いろいろと、渡り歩いて、宿を転々とするのもいいかなと思いましたが、
それよりも、そのおばあさんもいい人そうでしたので、ここを拠点として、
毎日、日帰りでいろいろと巡り歩いた方が、気楽でいいかな。
と思い、結局、最初から最後まで、ずっとそこに宿を取ることにしました。
そして、前払いで、宿代を払い、さっそく部屋に向かいました。

 

アパートみたいな感じで、階段を上り、部屋があります。一つの階段に
各階2つずつ部屋がある。本当に日本のアパートみたいな感じです。
そして、トイレとシャワーが一つの階段に一つあり、共用でした。

 

3階の自分の部屋に入り、中のベッドに腰を下ろすと、ちょっと気が楽に
なりました。建物自体は、年期が入っていて、洗剤と芳香剤とカビが
まざったような匂いがあります。天井は、斜めで屋根裏部屋みたいな
趣もありました。

 

B&B(ベッド&ブレックファスト)というのは、イギリスの民宿みたいなもので、
宿と、朝食がついたサービスです。
当時で、一泊、4000円と5000円の間くらいでした。朝食は、地下の食堂に
みんな集まり、パンと、目玉焼き、そして、カリカリに焼いたベーコンと、
典型的なイギリスの朝食です。
これが、かなりおいしくて、十分満足でした。

 

テレビもありましたが、つけてもあまり面白い感じも無く、ベッドの上で、
しばし横になって休んだ後、廻りを散策して、夕食を食べに出かけることに
しました。

 

とにかく、これで、路頭に迷うことなく、17日間のイギリス滞在中は、
ここを拠点とすればいい。
あとは、日帰りで、あちらこちら楽しめばいい。
そう思えると、気持ちは、かなり楽になりました。
まあ、もともとあんまり心配もしては、いなかったのですが。

 

とりあえず、ビクトリアステーションに向かい、そこのキヨスクみたいな
ところで、雑誌を買い。(ピアみたいな感じの雑誌で、表紙は、
All About Eve でした)

 

それから、両親に無事ついたことを電話してから、バーガーキングで、
夕食をとりました。最初から、イギリスには、おいしいものを期待していなかったのと、
安く上げるためもあり、このバーガーキングには、けっこうお世話になりました。

 

そして、宿に帰り、テレビを見ながら、雑誌をぱらぱらとめくり、今後の
計画を建てるともなく、考えていました。
そのうち、眠りにつきました。思ったよりも、快適なスタートで
した。

 

 

 

食堂でパリジェンヌを眺め、街へ

 


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